炉開きと口切

土曜日, 11月 14, 2015

11月はお正月。
ん?早くない?

いえ、お茶をしている人たちにとっては、お正月なんです。
11月には、炉開きと口切があるからです。

炉開きとは、風炉から炉にかわること。それまで蓋をしていた炉を開けて、灰を入れます。

いつ炉開きをするのか?というと、昔は亥の月亥の日に行うことが多かったみたいです。
亥は陰陽五行説では「水」のため、火事などが起こらないようにという願いを込めて、昔の人々は、亥の月亥の日に囲炉裏、炬燵や火鉢などを出したそう。(ちなみに、旧暦では、今年の亥の月亥の日は11月19日です。)



先生のお稽古場では、毎年11月の初めごろには炉に変わります。
「お稽古場なので仕方ないけれど、本当は季節や自然にあわせたい」と先生がいつもおっしゃっています。でも、今年は11月の初めから寒い日が続き、すでに火のあたたかさが恋しい感じでした。

お茶を習い始めたばかりのころは、炉開きのことをただ単に「風炉と炉が入れ替わって、おぜんざいを食べる日」としか思っていませんでした。もちろん今でも、先生手づくりのおぜんざいはものすごく楽しみ!ですが、今年も無事に先生や社中のみなさんと炉開きを迎えられたことに感謝する気持ちが強くなりました。

お正月ですから、ちゃんと正装して…とは言っても、なかなか平日夜のお稽古に着物を着ていくのは大変なので、スーツやよそ行きの服になることが多いです。でも、今年は久しぶりにお着物を着て行きました!

炉開きのほかに、もうひとつおめでたい行事が口切です。

5月に摘んで壺に詰めた新茶、その蓋の封を開ける=口を切るのが、口切。そして、口を切って、茶壺の中に入っているお茶を茶臼で挽いて、お客様に楽しんでいただく茶事が、口切の茶事。格式の高いお茶事ですので、まだ、口切の茶事は稽古茶事でも経験したことがありません。(その前に茶壺の扱いからですね…)

利休は柚子の色づくのを見て口切を催した、と「茶話指月集」にあります。

先生のお庭の柚子がずいぶんと色づいてきたのを見ながら、あらためてお茶を習ってよかったなあ、としみじみしました。

紅葉も色づいてきました。

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