行ってきました!細見美術館「特別鑑賞会『神坂雪佳 楓紅葉図』」

火曜日, 11月 10, 2015

今年は、みなさんご存じの通り、琳派400年。
京都国立博物館を始め、あちらこちらで琳派をテーマにした展覧会やイベントが開催されています。

遅ればせながら、私もようやくその流れに乗って、細見美術館へ。 
11月6日と7日に行われた、特別鑑賞会「神坂雪佳 楓紅葉図」に参加してきました。

以前、「洋食器のミニ茶会」に参加したことはあったのですが、今回は薄茶席、ギャラリーツアー、点心席と盛りだくさんです。

少し早めに着いたので、展示室で作品を見ながら、時間になるのを待っていたのはいいんですが、あとでギャラリーツアーがあるから、ちょっとだけと思っていたのに、ついつい…。すっかり時間になっていたのに気づかず、慌てて薄茶席へ移動しました(スタッフのみなさん、すみませんでした…)。

薄茶席は、3階にある茶室「古香庵」。 床には、今回のメインである神坂雪佳の「楓紅葉図」が!


さっそく、学芸員の方による説明が始まり、あわせて縁高に入った主菓子が運ばれてきました。 主菓子は末富さんのきんとん、銘は鷹峯。赤と黄色でまさに紅葉色でした。黒い縁高によく映えます。
(みなさんがさっと楊枝を取り出して食べて始めたときに、楊枝がなくてどうしようどうしようと困ってはった方がいらっしゃったのですが、お隣りの方が楊枝を貸してはりました。さすがに、きんとんは楊枝なしではむずかしいですよね…。)

お点前をされていたスタッフの方がおっしゃっていましたが、お軸を明るい展示室で見るのと、薄暗い茶室で見るのとでは、見え方が全然違うとのこと。このお軸は、楓の赤の見え方が特に違うとおっしゃっていました。 たらし込みや、枝の大胆な折れ方など琳派の技法や構図がみられる作品です。

ガラスケースの向こうではなく、床前で拝見できるというのは、なんとも幸せなことです。

香合も神坂雪佳がプロデュースしたものとのこと。鹿が浮き彫りになった赤楽の四角い香合でした。蓋の裏、金箔の上に雪佳が描いた紅葉が! でも、高さが低いので、練香が入らないそう。あらら。紙釜敷の上、本物の紅葉の葉の上に、そっと練香が置いてありました。
その他、道具組や設えは、開炉の季節ということもあって、赤いもの、おめでたいものを取り揃えたとのこと。

主茶碗は左入の加賀光悦写(「まさか、本物の加賀光悦!?」とびっくりしたのは私だけではありませんでした!)は、ずっしりと重たく、存在感がありました。 一方、替の高麗茶碗は淡いベージュグレーで軽くてふんわり。稲束の絵もおおらかな感じです。

薄器は華やかな楓蒔絵の雪吹。合口にドーンと大きな銀の鹿が!おおお。 
茶杓は鵬雲斎大宗匠作で、銘は秋の声。

深まる秋の訪れを感じられるお茶会でした。

続いて、ギャラリーツアー。

現在、開催中の「MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」を閉館後に、館長さんのご案内で見て回ります。貸切とは言え、ふだんの展示室よりにぎやかな感じです。

MIHO MUSEUMが所蔵する乾山焼がズラズラっと並ぶ中、目に留まったのは、メインヴィジュアル
にもなっている色絵竜田川図向付。 紅葉と水流の組み合わせは、まさに秋の定番、竜田川。少しずつ意匠が違うところがまたいいなあ。

色絵桔梗文盃台を見て、茶事で出てきたら…なんて想像したりして。

銹絵牡丹図角皿は、正方形の角皿に兄、光琳が絵を描き、乾山が漢詩を書いたもの。ふたりの筆の違いがはっきりわかります。

放蕩三昧のお兄ちゃんと乾山は、性格も全然違ったそうですが、それでもいっしょに作品を製作したのは、やっぱり芸術的なところでは意気投合していたからでしょうか。それとも、やっぱり兄弟だからでしょうか。

だんだんと、おなかがすいてきました。
最後に、カフェキューブで点心をいただきます。

ふだんはモダンでおしゃれなカフェですが、きょうは折敷と朱塗りの盃が並べられていて、ふしぎな感じ。

秋らしい盛りつけです

ちゃんと燗鍋でお酒を注いでいただいた後、箸を取りました。
煮物椀

すっぽんとまんまるのお豆腐。しょうがも効いていて、夜になって冷えてきた身体が芯からあたたまりました。


しめじごはんも温かくて、おいしかったです。

実は同じ社中の方が偶然にも同じ席で参加されていて、びっくり!話も弾んで、とても楽しい夜になりました。 また、機会があれば、ぜひ参加してみたいです。

琳派四百年記念祭 琳派展17 MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山
2015年9月19日(土)~ 11月23日(月・祝)
10:00~18:00
入館料 1100円

細見美術館
京都市左京区岡崎最勝寺町6-3

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