GW・東山七条巡り(前編)

月曜日, 5月 11, 2015

今年のGWは、東山七条へ遊びに行ってきました。

まずは、最初の目的地・智積院へ。
近くの三十三間堂には何度か行ったことがあったのですが、智積院はこの日が初めて。

お目当ては、ふたつ。

ひとつめは、収蔵庫の中にありました。
長谷川等伯一門による国宝障壁画です。



長谷川等伯といえば、狩野永徳のライバル。
頭角を現していく中、たった3歳で亡くなった秀吉の愛息・鶴丸の菩提を弔うため建てられた祥雲寺(智積院の前身のお寺)の障壁画を任されることになりました。
そして、長谷川等伯一門は、祥雲寺の客殿を飾る見事な障壁画を描き上げたのです。

収蔵庫の中に入ると、ぐるっと障壁画に囲まれた空間が広がっていました。まさに、障壁画のための収蔵庫!

入ってすぐに目に留まったのがが「桜図」。等伯の息子・久蔵の作です。
一面に咲き誇る桜の花は、まさに絢爛豪華。
しかし、この「桜図」を描き上げた翌年、久蔵は26歳の若さで突然亡くなってしまいます。

ところどころ胡粉が残っていて、立体的で、きれいだけではなくて、こう迫ってくるような、そんな印象を受けたのはなぜなんでしょうか。

息子を亡くした悲しみを乗り越えて等伯が描いたと言われているのが「楓図」です。
ふだんなら「桜図」の横に展示されているのですが、ちょうどGW期間中、石川県七尾美術館で開催していた「長谷川等伯展」に出陳されていたため、残念ながら見ることができませんでした。

「楓図」「桜図」のほかには、「松に秋草図」「松に黄蜀葵(とろろあおい)図」(いずれも国宝)などがあります。

ふたつめは、名勝庭園。
収蔵庫のすぐ横に入口があります。

「利休好みの庭」


中に入ると、さっそく青もみじが出迎えてくれました。


「利休好み」ですが、利休が作庭したわけではなく。
もともとは祥雲寺の時代に原形が作られ、それを智積院になってから、第七世運敞(うんしょう)僧正が修復し、東山随一の庭と言われるようになったとのこと。小堀遠州も作庭にかかわったとか。

この庭園は中国の廬山、そして細長い池は長江をイメージしているとのこと。
奥に行くほど植え込みが高くなっていくので、横の広がりとあわせて、遠近感が生まれて、ずっと先まで続いているような感じがします。


庭に隣接する大書院の縁側に座って、のんびり庭園を眺めていると、まるで水の上にふんわり漂っているような気分。
滝の心地よい水音を聞きながら、満開のツツジや光り輝く緑、それに池に映り込んだ景色を見ていると、なんだかとっても癒されました。

大書院には、先ほど収蔵庫で見た障壁画のレプリカが飾られています。


こちらはレプリカなので、写真撮影OKとのこと。
本物はついさっき収蔵庫で見てきた!ということで、建立当時の大書院の姿に想いを馳せながら、智積院を後にしました。


智積院から歩いてすぐ近くのハイアットリージェンシー京都「トラットリア セッテ(TRATTORIA SETTE)」でランチ。

フリッタータ。にんじんのソースのオレンジがきれい。

たいてい満席なので、前もって予約しておく方がベター(OpenTable便利!)。
大きな窓から緑が見えるのがお気に入りのレストランです。

おなかもいっぱいになったところで、次の目的地・京都国立博物館へ向かいます(後編に続く)

智積院
京都市東山区東大路通り七条下る東瓦町964
拝観受付時間 9:00〜16:00
拝観料 一般500円(収蔵庫と名勝庭園)

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