行ってきました!「大徳寺塔頭・秋の特別公開【総見院編】」

月曜日, 11月 04, 2013

大徳寺塔頭の特別公開巡りも、興臨院黄梅院と来て、いよいよ最後になりました。

最後を飾るのは、総見院。

総見院は、秀吉が建立した信長の菩提寺。
看板の下の写真にある「信長公木像」、そして信長公一族の墓があることで有名です。

開祖は古渓宗陳(こけいそうちん)和尚。千利休参禅の師として知られています。

総見院・正門

この正門と、その周りの土塀は、創建当時のままの姿で残っているそう。

そして、土塀は「親子塀」といわれるもので、なんと、塀の内部に塀がもうひとつあって、中に人がひとり入れるような空洞があるとのこと!おおお、確かに分厚い。



案内のスタッフの方は、「はっきりとした理由はわかっていませんが、時代が時代だけに、敵襲に備えて人が隠れられるように、または、その中を通って逃げられるように、ということだったのかもしれませんね」とおっしゃっていました。なんだかすごい話ですね…。

あと、本堂の前にあったのが、茶筅塚。


最初通ったときには気づかなかったのですが、花立てが茶筅、水鉢が茶碗の形になってます。
毎年4月28日に茶筅供養が行われるそうです。

次は、本堂の奥にある茶室へ案内していただきました。

茶室「ほう庵」

ちなみに、この「ほう(广に竜)庵」の揮毫は、表千家の而妙斎(じみょうさい)とのこと。
ほかにも、「寿安席」「香雲軒」、あわせて3つのお茶室があり、外側から中を見ることができました。

通路に戻ったところで、スタッフの方が屋根の下にある木の枠について説明してくださいました。

ん?木の枠?

実は、この天井近くにある四角い木の枠は「信長公木像の輿」なんですって!

総見院では、明治の廃仏毀釈により、堂塔伽藍や多くの宝物が失われました。
そんな中、信長公木像もまた危機に瀕し、一時的に大徳寺本山へ避難することになります。
その後、信長の380年忌にあたる1961年、本山に安置されていた木像を再び迎えることになり、この輿を作ったそうです。
たった一度、お迎えに行ったときしか使ってなくて、現在は、この通路に保管しているとおっしゃっていました。

通路を戻って、今度は右へ。「掘り抜き井戸」へ案内していただきました。
井戸の井筒の部分が、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったと伝えられている石でできています。

あと、秀吉が愛したという樹齢400年の侘助椿もありましたが、もちろん季節ではないので、まだ何にも咲いていませんでした。残念。

そのまま信長一族のお墓にごあいさつして、最後に本堂へ向かいます。

本堂に上がると、先ほどの井戸の水で淹れたお茶を振る舞ってくださいました。
冷えた体にじんわり温かくて、うれしかったです。
お茶をいただきながら、本堂の説明を聞きました。

あ、お輿で戻ってこられた信長公木像、本堂にいらっしゃいました!
秀吉も目にした信長の座像は、思っていたより大きくて、顔というか目に力がありました。


大徳寺総見院 平成25年秋季特別公開
10月12日(土)~12月8日(日)
※拝観休止日:10/20(日)、11/15(金)、11/22(金)
※午前中休止:10/19(土)、11/3(日)、12/1(日)
※午後休止 :11/14(木)、11/21(木)
10:00~16:00受付終了
大人 600円
※興臨院・黄梅院・総見院 共通拝観券 1,500円

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