行ってきました!細見美術館「琳派の伝統とモダン ― 神坂雪佳と江戸琳派 ―」

土曜日, 11月 23, 2013

秋の京都の美術館巡りは、まだまだ続きます。

京都市美術館「竹内栖鳳展」の次は、細見美術館へ。

正面からの金魚の顔がかわいい

12月15日(日)まで、「琳派の伝統とモダン ― 神坂雪佳と江戸琳派 ―」が開催中です。

琳派の影響を受けながらも、和歌や能、物語といった文学世界をテーマにして独自の様式を確立した神坂雪佳の作品は、日本、海外ともに評価が高く、人気を博しています。



展示室の最初に飾られていたのが、チラシにも使われている「金魚玉図」。
なんと、表装が葭簀の絵なんです!うわああ、すごい!
涼を呼ぶ趣向だそうですが、この表装が金魚玉の絵をさらに引き立てています。

「十二ヶ月草花図」は、1月の白梅から12月の石蕗まで、大胆な構図で描かれています。
ぐっと花に近づいたかと思ったら、大胆にトリミングする、そのバランス感覚が絶妙だなあ。

「蓬莱山図」は、なんだか日本昔ばなしにでも出てきそうな、ほんわかとした雰囲気で、なんだか親しみの持てる理想郷でした。

銀地に水の青、秋草の黒・白・緑が映える、洗練された意匠の「秋草図扇子」。
また、そこに何本か金色の線がすっと入ってるのが、キリッとしていてかっこよかったです。

雪佳のほかには、江戸琳派の作品が展示されていました。
江戸琳派の中でも、特に印象的だったのが鈴木其一の作品です。

「雪中竹梅小禽図」は、早春の雪の表現にうっとり。
竹に積もる雪は厚く重たげで、今にもその重みで竹からすべり落ちそうなほど。
一方で、紅梅に積もる雪はふんわりとしていて、そこに胡粉で描かれた白い雪が舞っています。
緑の竹、そして赤い梅の蕾の力強さが、もうすぐ来る春を予感させる作品です。

手のひらにおさまるくらい縦が短い絵巻「四季歌意図巻」は、春は業平、夏は人麻呂、秋は西行、冬は定家と、その歌人にまつわる代表的な和歌を題材に四季の絵が描かれています。
画面は小さいのに、右から左に進むにつれ、自分もその景色をいっしょに見ているような広がりを感じました。

細見美術館では、この展覧会の期間限定で、茶の湯体験と展覧会観覧が楽しめる「百々世草(ももよぐさ)プラン」を実施されています(事前予約制)。
また、スペシャルトークなどのイベントもあわせて行われていますので、ぜひチェックしてみてください。


琳派の伝統とモダン ― 神坂雪佳と江戸琳派 ―
10月12日(土)~12月15日(日)
10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合、翌日)

細見美術館
〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3

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