行ってきました!京都市美術館「竹内栖鳳展」

木曜日, 11月 21, 2013

秋といえば、芸術の秋!ということで、先週末は、美術館をいろいろと巡ってきました。

まずは、現在開催中の「竹内栖鳳展」を見るため、京都市美術館へ。


休日だったのもあって、美術館の中は人・人・人であふれかえっていました。
そういえば、京都展の入場者数が5万人を突破したと、ニュースでやってましたね。



竹内栖鳳(たけうち せいほう)は、京都に生まれ、明治から昭和にかけて活躍した日本画家。
36歳のときにパリ万博視察のためヨーロッパを旅行し、数々の美術に触れ影響を受けた栖鳳は、実物を観察するという西洋美術の手法を参考にしつつ、伝統絵画の表現を見直し、近代日本画史に偉大な足跡を残しました。

この展覧会では、栖鳳の各地に所蔵されている代表作や重要作、さらには展覧会初出品のものなど、あわせて約110点もの作品が展示されています。

過去最大規模の回顧展と銘打つだけあって、本当に見ごたえのある展覧会でした。
その中でも、特に気になった作品をいくつか挙げてみたいと思います。

「観花」
一番最初に、ぐっと引き寄せられたのが、骸骨が描かれたこの絵。
なんと、京都府立病院から老婆の骸骨を借りて描くときの参考したと書いてありました!
骸骨が見上げる視線の先には、ただ余白が広がるばかり。
まるで能のような、物語がギュッと凝縮されたような絵だなあと思いました。

「雨霽」
雨が上がり、飛び去る一羽の鳥。
風に揺れる柳、その一枚一枚の葉の動きが、細やかだけど勢いのある筆づかいで描かれていて、静かなのに迫力のある絵です。

「金獅」
わっ!と、思わず声が出てしまうくらい、まるで今にも動きそうなほどリアリティがあるライオン。
でも、ただ単に本物そっくりというわけでなくて、なんというか、その気品ある美しさや圧倒的な存在感が描かれていて、まさに、百獣の王という呼び名にふさわしい獣がそこにいました。

「ベニスの月」
はるばる大英博物館からやってきた、この作品。
実は、原画をもとに製作されたビロード友禅なんです。
墨の濃淡で表現されたベニスの街並みが幻想的で、日本の美と西洋の美が溶け合ったような、そんな印象を受けました。
※ちなみに、原画が11月26日から会期終了まで展示されます。

「船と鴎」(かもめの字は印刷標準字体)(未完)
うわー、構図が大胆でかっこいい!
この先どう描きたかったのかなあとか、どういう配色がいいかなあとか、未完だからこそ想像がふくらみました。

「班猫」(重要文化財)
しなやかな体、やわらかな毛並み。何よりも、見るものを惹きつけてやまないグリーンの目。
近代日本画史上、最も有名な猫と言われるのも納得の美猫でした。

「酔狂」「馬に乗る狐」
猫とネズミ、馬とキツネ。
それぞれがマンガっぽくデフォルメされていて、とってもかわいらしい絵です。

…と、挙げていくとキリがないですね。

あと、印象に残ったのは、カラスでしょうか。
最後に展示されていた「春雪」をはじめ、何点かカラスの絵がありました。
濃くつややかな黒で描かれたカラスに、なぜか強く惹かれました。

京都市美術館では、この展覧会にあわせて「下絵を読み解く ~ 竹内栖鳳の下絵と素描」も開催されています。
今年の秋は、竹内栖鳳の魅力に触れる絶好の機会かもしれません。


竹内栖鳳展 近代日本画の巨人
10月22日(火)~12月1日(日)
9:00~17:00 ※入場は16:30まで
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)

京都市美術館
〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内)

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