行ってきました!大徳寺本坊「曝涼」

日曜日, 10月 20, 2013

10月13日の日曜日、大徳寺本坊の曝涼に行ってきました。


曝涼(ばくりょう)とは「虫干し」のこと。
年に1回、10月の第2日曜日に、大徳寺が所蔵している宝物が虫干しを兼ねて一般に公開されます。
※ちなみに、赤字で書かれている通り、雨が降ると中止になります。雨が降ったら、干す意味ないですもんね。



本坊入り口

そういえば、本坊前ですれ違ったご夫婦が
「虫干しってさあ、虫を干すんじゃないのかあ。」
「……なわけないでしょ!」
なーんて話してはったのが、かなりツボでした。

チケットをもらって、さっそく方丈へ。

今年は、暑いくらいのいい陽気。
壁一面にズラズラッと掛けられた国宝や重要文化財級の絵や書が、気持よさそうにそよ風に吹かれていました。

宝物を見に来たわけなんですが、残念ながら全然詳しくないので、「はー、これってきっとすごいんだろうなあ」と思いながら見るくらいが関の山でした…。

そんな私でも知っているのが、牧谿(もっけい)の水墨画。
牧谿は日本の水墨画に多大な影響を与えたといわれる、中国の宋末元初の画僧です。

第二室の正面奥に掛けられているのが、国宝の「観音猿鶴図」。
その三幅をはさむように掛けられているのが、「龍虎図」。
そして、茶室の床の間には、伝牧谿の「芙蓉図」、その横に利休の添え状がついています。

猿の毛や鶴の羽根、観音さまの衣など、空気を含んだというか、ふわっとした感じがすてきでした。
龍の顔の迫力と大胆な背景、虎の足の力強さもよかった。

あとは、日が陰って暗くなると墨の黒が、日が差し込んで明るくなると紙の余白の白(もう白じゃなくてミルクティーみたいな色ですが)が際立つのが印象的でした。
ガラス越しでなく、室内の一定の光の中でもない、というのは、揺らぎみたいなものが感じられて、本当に貴重な機会だと思いました。

牧谿のほかには、茶室に飾ってあった狩野探幽の「四季松図屏風」が美しかったです。

年に1回ということもあって、方丈の中は人で溢れていました。
偶然にも曝涼の日に来た!と喜んでいた観光客の方、大学の先生と学生の皆さん、熱心にメモをしている人、思い思いに感想を言い合うご夫婦などなど、曝涼に来ている人を観察するのもおもしろかったです。

曝涼は来年10月まで見られませんが、本坊はこの秋、11月24日から12月7日まで特別公開されます。
ぜひ、方丈の庭と、その向こうにある唐門(国宝)を見ていただきたいです。
華麗な唐門は聚楽第から移築したもの。ああ、もっと近くで見てみたいなあ。

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