久しぶりの月釜

日曜日, 4月 07, 2013

あいにくのお天気でしたが、ご縁があって、松尾大社の月釜に参加させていただきました。
お手伝いとして月釜の水屋に入ることは何度かあったのですが、お客として伺うのは久しぶり。


朝は晴れていたので着物を着て行ったのですが、途中から雨が…。

でも、障子のガラス越しに見える庭園の石たちが、しっとりと雨に濡れて、まるで別世界を見ているようにきれいでした。



後から調べたら、本席の隣りは重森三玲が作庭した庭園「松風苑(しょうふうえん)三庭」のうちの「蓬莱の庭」だそう。
蓬莱とは不老不死の仙界のこと。その島に憧れる蓬莱思想が流行した鎌倉期に代表される回遊式庭園を取り入れたもので、全体が羽を広げた鶴の形になっているそうです。

お茶会は4月ということもあって、春らんまんという印象でした。
待合のお軸は、しだれ桜に朧月夜。
そして、本席のお軸も柳緑花紅と、まさに春。

花入には、いまにもふわっと開きそうな白い牡丹が一輪入れてありました。

吟風棚にちょこんとのせてあった薄器は、吉野桜という銘のかわいい丸棗。
丸棗の上に茶杓をのせられるように、社中のみなさんで練習されたとのこと。
確かに、もし、自分がお点前を担当することになったら、何度も練習するだろうなあ…。

透木釜がかけてあるのを見て、ああ4月になったなあとしみじみしていたら、お菓子が運ばれてきました。

主菓子は、富山から取り寄せられたという、福寿堂の鹿の子餅。
白くてふんわりとしたお餅の中に、金時豆が入っていて、軽くて口どけもよく、初めての食感!
また、今回は趣向で、その上に桜の塩漬けがのせてあったのですが、ピンクの花びらがかわいらしくて、ほんの少しの塩味がお餅にあっていておいしかったです。

干菓子は、パステルカラーの蝶と蕨。干菓子盆の左下には蕨が芽吹き、右上には蝶がまるで飛んでいるように盛ってあって、すてきでした。

おいしい薄茶をいただきながら、春を感じて、楽しいひとときを過ごせました。
また、いろんな月釜に行ってみたいなあ。

松尾大社の桜も、昨日の雨で散っていました。

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