利休七則その4 「夏は涼しく冬暖かに」

火曜日, 4月 23, 2013

夏の涼しさ、冬の暖かさというのは、いわば「ごちそう」。
お客さまがその「ごちそう」を五感で楽しめるように心配りしなさい、ということだと思います。

5月から10月までは風炉、11月から4月までは炉を使うのも、暑い時期には火を遠くに、寒い時期には火を近くに、ということですよね。
毎年2月、大炉のお稽古をするときは、あったかーい炉のそばに近寄れるのが、本当にうれしくてしょうがないです。
なにせ、お稽古場では換気のために、冬でも必ず窓を開けないといけないので、とにかく寒いんです!!

一方で、夏のお点前の定番といえば名水点、葉蓋に洗い茶巾。
早朝に汲んできた名水をお出ししたり、水指の蓋に緑鮮やかな葉っぱを使ったり、茶碗に張った水を建水にあける音を楽しんだり、などなど涼感を演出する工夫でいっぱい。
また、ガラス製のお道具を使えば、いかにも涼しげで、暑い季節に爽やかな風情を楽しめます。
えー、お点前をしている当人は火のそばにいるので、暑くて汗だくなわけですが…。

あと、夏は平茶碗で、冬は筒茶碗を使うのも、平たいお茶碗だと熱がこもらないし、筒状のお茶碗だと熱が逃げにくい、というようにお茶をおいしくいただくため。

ほかにも、夏と冬で建具を替えたりなど、おもてなしの工夫は数えだしたらキリがないくらい!


暑い季節でも寒い季節でも、おいしくお茶をいただくために趣向を凝らし、そして、五感を研ぎ澄ませてそれを感じることが、茶の湯の醍醐味なんだと思います。

夏はキリッと冷えたグラスで。

逆に、冬は温めたマグで飲みものをいただく。
ふだんの生活の中にも、季節を楽しむためのちょっとした工夫があふれています。

お茶を続けることで、少しでも季節の移り変わりやおもてなしの工夫に気を配れるようになりたいなあと思っています。

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